商品名 | 重要刀剣 刀銘 越中守正俊 谷干城将軍所持 | ||
銘 | 越中守正俊 | 作者 | 山城国三品系越中守正俊 |
時代 | 江戸初期 | 伝来 | 谷干城将軍所持 |
指定 | 昭和39年6月30日 | 鑑定書 | 第12回重要刀剣 |
価格 |
刃長 | 2尺4寸3分半(73.78㎝) | 反り | 5分(1.5㎝) |
元幅 | 1寸3厘(3.12㎝) | 元重 | |
先幅 | 7分4厘(2.24㎝) | 鋒長 | 1寸5分(4.55㎝) |
茎長 | 6寸9分半(21.05㎝) | 茎反り | 僅か |
形状 | 鎬造、庵棟、反浅く、中鋒延びる。 |
鍛
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小板目肌つみ、地沸つく。 |
刃文 | 互の目、尖り刃、飛び焼交り、砂流し頻りとかかり、沸つく。 |
帽子 | 浅く湾れて先小丸に返る。 |
彫物 | |
茎 | 生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘穴二、表棟寄りに五字銘がある。 |
説明 | 越中守正俊は、三品系の祖兼道の子で、三兄伊賀守金道、和泉守金道、丹波守金道等とともに、美濃から京に移住し、新刀京鍜治の有力な一派として活躍した。四人の兄弟中では末弟であるが、その器用さは兄弟中第一で、本国美濃風の作の他に、相州伝の皆焼、大和伝の柾鍛に直刃など作域が広く、しかも地刃の出来が見事である。この刀は美濃風の作であるが、純然たる美濃ではなく、越中守らしい変化に富んだ作風を示しいている。しかも最も見どころは帽子であって、僅かに湾れ込んで先が尖ったいわゆる三品帽子の典型である。 |