コラム:刀剣を鑑定する方法について

公益財団法人 日本美術刀剣保存協会が発行する鑑定書は、次の4階級です。定められた審査基準、審査規定細則をふまえ審査が行われます。それぞれの審査基準について、一部をご紹介します。

★保存

江戸時代までの銘の正しいもの、南北朝時代までの著名刀工在銘の作のもの。無銘でも年代、国、系統が指摘できるもので、多少キズがあっても鑑賞できるものであること。

★特別保存

保存刀剣の中で、保存状態がよく「保存」より出来が良いもの。美観を損なうものは除く。

★重要刀剣

特別保存刀剣の中で、平安時代以降江戸時代に作られたもの。かつ、保存状態がよく、特に優れた出来で、国が認定する重要美術品に準ずる質を持ったもの。

★特別重要刀剣

重要刀剣の中で、保存状態に優れ、特別な出来ばえ、また、国認定の重要美術品の上位と同等のもの。
※その他、古い認定書(貴重認定書、特別貴重認定書、甲種特別貴重認定書)も存在しますが、現在の4種類に比べ、信頼性は低いとされています。

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