商品名 | 第11回 重要刀剣 出羽大掾藤原国路(刀) | ||
銘 | 出羽大掾藤原国路 | 作者 | 出羽大掾藤原国路 |
時代 | 江戸時代初期 | 伝来 | |
指定 | 昭和38年10月25日 | 鑑定書 | 第11回重要刀剣 |
価格 |
刃長 | 2尺1寸9分(66.36㎝) | 反り | 6分5厘(1.97㎝) |
元幅 | 1寸1分2厘(3.39㎝) | 元重 | |
先幅 | 8分7厘(2.64㎝) | 鋒長 | 1寸8分5厘(5.6㎝) |
茎長 | 5寸6分5厘(17.1㎝) | 茎反り | 5厘(0.15㎝) |
形状 | 鎬造、庵棟、身幅広く反り浅く先反ややつき、中鋒大きく延びる。 |
鍛
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板目に杢交り、ザングリとして肌立ちごころに地沸つく。 |
刃文 | 湾れに大互の目、互の目、丁字などを交え、飛び焼かかり、砂流ししきりに金筋入り、匂深く匂口よく冴えて小沸よくつく。 |
帽子 | 浅く湾れごころに掃きかけ、三品帽子風に、先尖って強く返 |
彫物 | 表棒樋、裏二筋樋、ともに掻流す。 |
茎 | 生ぶ、先浅い栗尻、鑢目勝手下がり、目釘穴一、表、平に下の方次第に大振りの八字銘がある。 |
説明 | 出羽大掾藤原国路は堀川国広の門人で、脅威川辺に住したという。邦弘一門中では、作域が最も広く、種々の作風を見せているが、 この刀は志津の風を写して出来が最も優れている一口である。製作年代はその銘振りから見て元和七八年頃の作鑑せられる。但し同作中の白眉である。因に国路は慶長十九年から同二十年までの間に受領したと思われ、この銘振りのものは元和七八年頃の作である。 |